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2016年沖縄の音楽シーンを知るためのオススメ5選 その1

沖縄音楽といえば、沖縄民謡。それはもちろん間違ってはいませんが、実際はそういった伝統音楽だけではなく、ロックやポップスも盛んです。MONGOL800、HY、BEGIN、夏川りみなど、お茶の間レベルのミュージシャンを数多く輩出しています。

こういった多くのミュージシャンが生まれる沖縄では、今も続々と新しい音楽が生み出され続けています。そこで、RQ+編集部は、今注目したい沖縄発のアーティストをピックアップ。最近発表されたばかりの新曲を集めてみました。元気いっぱいのアッパーなサウンドから、沖縄ならではの癒やし系までジャンルもスタイルも様々ですが、どこか南国の薫りが感じられるのではないでしょうか。ぜひとも、「新しい沖縄音楽」を体感してみてください。

1. Manami “踊れティーダ”

 
まずは景気づけにダンサブルでアッパーなこの曲から。Manamiは、 ファレル・ウィリアムスのオーディションをきっかけにデビューしたシンガーソングライター。R&Bをベースにしたポップ・チューンがメインで、どの楽曲からも醸し出される多幸感が持ち味。7月にリリースされた4枚目のアルバム『踊れティーダ』のタイトル・ナンバーは、すでにオリオンビールのCMソングとして沖縄県内ではすっかりおなじみです。


2. Anly “EMERGENCY”

 
沖縄本島の沖合に位置する伊江島出身のシンガーソングライターAnly。昨年末にメジャー・デビューを果たし、今最も勢いに乗っている沖縄のアーティストといってもいいでしょう。彼女はまだ10代という若さながら、パンチの効いた歌声とヴィンテージな手触りの渋いロック・サウンドに圧倒されます。この3枚目のシングルは、『僕のヤバイ妻』というドラマに起用されたので、聴いたことがある人も多いはず。


3. ISLAND BAG “海の声 -Umi No Koe-”

 
新人というには少し語弊があるかもしれませんが、デビュー作なので紹介しておきましょう。彼ら、ISLAND BAGの正体は、BEGINのギタリスト、島袋優と、彼の親戚でもあるインディー・エレクトロニカ・シーンで活動するCarolineとのデュオ。浮遊感に溢れたウィスパー・ヴォイスと、北欧を思わせるクールなアコースティック・サウンドを融合し、俳優・桐谷健太が歌い話題となったau のCMでお馴染みの名曲を英語でカヴァーしているのがユニークです。


4. 愛彩(あや) “赤花”

 
今回紹介する曲の中で、もっとも沖縄らしいのはこの曲かもしれません。愛彩(あや)は幼少時から三線を学び、高校生ですでにいくつかのコンテストで受賞した実力派。三線だけでなくギターも弾き、民謡からポップスまで歌えるのが特徴です。この曲は沖縄戦をテーマに歌ったせつないメロディが耳に残る名曲。すでにFM沖縄の番組内でプッシュされており、次の展開が気になるひとりです。


5. JAHMAI BAND(ジャメイ・バンド) “Oba-Ya-”

 
沖縄系韓国人アーティストのJAHMAIが昨年結成したニュー・グループがJAHMAI BAND。もともと彼は韓国で俳優やレゲエ・シンガーとして活動してきたのですが、2015年に祖母の故郷である沖縄に拠点を移し、活動を開始しました。この曲は、三線をフィーチャーした沖縄サウンドではありますが、韓国語で歌っているのがまた新鮮。合間に韓国民謡「アリラン」をさらっと織り込むといった技もあり、沖縄というよりアジアン・サウンドというべきかもしれません。

 

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