11月1日(日)に、国立劇場おきなわ大劇場で、アジア・太平洋地域の芸能「ジャワの宮廷ガムランと舞踊」が開催される。
ガムランとは、インドネシアを中心に発達した伝統的器楽合奏の総称。大小さまざまな青銅製打楽器群と太鼓、胡弓のような二弦の弓奏楽器と笛、歌などにより構成される。
ガムランには二種の五音音階が用いられ、そのうちスレンドロ音階は日本の民謡音階に、ペロッグ音階は沖縄音階に良く似ている。
今回は、インドネシア・ジャワ島中部の古都「スロカルト」のカラトン(王家)で、儀礼音楽として高度に芸術性が磨かれた宮廷ガムランを伝承するサプトブドヨ楽舞団による演奏と舞踊を上演する。
舞踊は、4人の女性による宮廷舞踊「スリンピ」と男性の優形様式の名作「スルヨ・ハミセソ」の2作品。
世界の多くの人々を魅了する瞑想的浮遊感のある、ゆったりと流れる優雅な響きと旋律を楽しむことができるだろう。
-演目-
ジャワの宮廷ガムランと舞踊
【構成】
サプトノ Saptono
【監修】
田村史子 Tamura Fumiko
【特別協力】
ジャワ・スロカルト王家 Special Thanks to Karaton Surakarta Hadiningrat
【出演】
(演奏・舞踊)
サプトブドヨ楽舞団 Saptobudoyo
「七つの文化」という意味の演奏家・舞踊家集団。スロカルト王家のガムラン楽団長を務める、サプトノ氏が率いる。メンバーは、王家の伝統を受け継ぐガムラン演奏家、国立芸術大学の教授陣、在野の名手たちから構成。宮廷ガムランのエッセンスを現代に昇華させる目的で演奏活動を行う。今回は演奏家・歌手13人、男性舞踊家1人が出演する。
(宮廷舞踊スリンピ)
スロカルト王家舞踊家 Dancers of Karaton Surakarta Hadiningrat
宮廷女性舞踊スリンピの正統なスタイルを継承する4人の舞踊家たち。王家の子女を含む。
◆ジャワ舞踊と宮廷舞踊スリンピ◆
ジャワ舞踊は、生命の源のエネルギーを具現化したものである。
トランスを伴う土俗的な激しい舞踊から、洗練され、静謐で瞑想的な宮廷舞踊まで、スピリチュアルな特質は共通している。
腰を低く構え左右へのなめらかの動きを基本とし、複雑な手振り を特徴とするところは、沖縄の舞踊とも共通性がある。衣装はジャワ更紗の布を、高度な技術で体に巻きつけるもので、布の動きはエネルギーの放射を感じさせる。
スリンピは、ジャワ中部の宮廷において完成された極めて優雅な宮廷舞踊で、4人の女性によって踊られる。今回は、スロカルト王家の特別な配慮により、宮廷外で上演されるものである。
※演目、出演は都合により変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
Event
- 開催日
- 2015年11月01日
- 開催時間
- 開演14:00
- チケット(入場料)
- 一般3,600円 / 国立劇場おきなわ友の会2,880円
- イベント会場
- 国立劇場おきなわ 大劇場
- イベント会場住所
- 沖縄県浦添市勢理客4丁目14-1
- イベント会場電話番号
- 098-871-3350(10:00〜17:30)
- イベントURL
- 国立劇場おきなわ 公演情報
- チケット購入方法1
- 国立劇場おきなわチケットカウンター 098-871-3350
- チケット購入方法2
- 国立劇場おきなわ インターネットチケット販売サービス
Place
- ■住所:沖縄県浦添市勢理客4-14-1
- ■電話番号:098-871-3311
- ■Webサイト:http://www.nt-okinawa.or.jp/
