2015.05.18〜2015.07.31
沖縄の焼き物「やちむん」は、幾世代にもわたり、沖縄の陶工の技術が親方から弟子へと直接受け継がれてきましたが、
それに教科書はなく、熟練した陶工は手触りや色彩、炎の形などを手掛かりに作品を生みだしてきました。
しかし今日では、現代的手法を取り入れる陶工も少なくなく、さらに、陶土となる地元の粘土資源の減少により、
伝統的な技法に関する知識が沖縄から失われつつあります。
そこで、沖縄科学技術大学院大学(OIST)とやちむんの里の北窯が協力し、
沖縄陶芸の伝統的手法や、やちむんに使われる様々な材料や技法を、最先端機器を駆使して科学的に解析・記録しました。
本展では北窯の4つの工房による新作を含む200を超える作品の他に、OIST研究員がやちむんの技法を科学的に分析した10枚のポスター、および県立浦添工業高等学校写真部の生徒たちがカメラで追い続け、写真甲子園2014の出展作品にもなった北窯の陶工たちの制作工程を紹介した写真21点を展示します。
伝統と科学が融合した作品展を是非お楽しみください。
Event
- 開催日
- 2015年05月18日〜2015年07月31日
- 開催時間
- 9:00〜17:00
- チケット(入場料)
- 無料
- イベント会場
- 沖縄科学技術大学院大学キャンパス内
- イベント会場住所
- 〒904-0495 沖縄県国頭郡恩納村1919-1
- イベント会場電話番号
- 098-966-2389(OISTメディアセクション)