8月27日(土)、国立劇場おきなわにて、新作組踊「玉露の妖精(たまつぃゆぬしー)」が開催される。
女性実演家「西村綾乃」が平成18年に発表した創作組踊を、国立劇場おきなわで初上演。
さわふじの妖精「乙鶴」の淡い恋への憧れと、そこから巻き起こる蜘蛛の精「黒毫強」と「佐敷里之子」の争い、
三人の恋の行方を女性実演家を中心に繊細かつ力強く表現する。
組踊の様式を用いつつ、女性の目線を通して描かれた幻想的な世界を堪能してほしい。
-演目-
【第一部】琉球舞踊
十五夜/(作舞:真境名あき)真境名あき
うむい/(作舞:真境名佳子)宮城 裕子
打組鳩間節/(作舞:佐藤太圭子)皆川律子・屋比久舞衣(#1)
八重山育ち/(作舞:古謝弘子)新城頼里子・多和田美幸
宮城尚子・知花小百合
醜女と鏡 /(作舞:比嘉澄子)宮良勝津美
【第二部】組踊「玉露の妖精」
原案/西村緋祿司
作・演出・振付/西村綾乃
音楽/花城英樹・仲大千咲
【あらすじ】
八月十五夜中頭内間御殿。年に一度、一夜のみ咲くさわふじの妖精たちは、姿を変え、その一夜を楽しく過ごしていました。しかし、妖精の一人乙鶴は人間の世界での恋に憧れを抱き、もう少しだけと一人留まります。その薫りと艶姿に誘われ現れたのが、内間御殿に居する蜘蛛の精・黒毫強。乙鶴を妻とするために強引に連れ去ります。
そこに中頭に向かう道中、道に迷った佐敷里之子が内間御殿に現れます。花の匂いに誘われ蜘蛛の糸がかかっている一房のさわふじを手に取り、その花と共に一夜を明かそうとしますが…。
ここから巻き起こる乙鶴・黒毫強・佐敷里之子の三人の恋の行方は。
【配役】
さわふじの妖精
乙鶴/廣山えりか
姉一/山城亜矢乃
姉二/伊志嶺忍
姉三/新里春加
妹一/具志堅寿子
妹二/喜納彩華
妹三/横目ちはる
妹四/玉城知世
佐敷里之子/知花小百合
蜘蛛の精
黒毫強/神谷武史
供一/玉城匠
供二/岸本隼人
きやうちやこ持ち/山内涼加
後見/知花咲舞
【地謡】
(第一部)
歌三線/新垣恵・島袋奈美・玉城あゆみ
(第二部)
歌三線/仲村逸夫・喜納吏一・仲尾勝成
(第一部・第二部)
琴/池間北斗
笛/平良大
胡弓/又吉恭平
太鼓/髙宮城実人
鳴り物/金城安惠
※演目、出演者等は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
#1出演者の変更:「打組鳩間節」の「孤島丘奈・仲本久乃」を「皆川律子・屋比久舞衣」に変更
Event
- 開催日
- 2016年08月27日
- 開催時間
- 開演14:00
- チケット(入場料)
- 一般3,100円 友の会会員2,480円
大学生2,000円 高校生以下1,000円 - 主催
- 国立劇場おきなわ
- イベント会場
- 国立劇場おきなわ
- イベント会場住所
- 沖縄県浦添市勢理客4-14-1
- 問い合わせ
- 098-871-3350 (10:00~17:30)
- イベントURL
- 新作組踊「玉露の妖精」